変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、変形を起こす状態です。以下はその主な症状です。

股関節の痛み: 股関節に痛みを感じ、特に歩行や階段の上り下り、長時間の立ち仕事などで痛みが増すことがあります。

変形: レントゲン上、股関節の軟骨が減り、隙間がなくなっていたり、大腿骨（太ももの骨）や関節窩（股関節の骨盤側）が変形した像が確認できます。

音: 股関節を動かす際にカクカクといった音がすることがあります。

筋力低下: 股関節の痛みや変形により、周囲の筋肉が使われにくくなり、筋力が低下することがあります。

夜間痛：寝ている間に股関節に痛みが出てくる場合もあります。

変形性股関節症の主な原因は、以下のような要因が関与しています。

加齢: 年齢とともに関節軟骨がすり減り、変形が進行しやすくなります。

遺伝的要因: 遺伝的な傾向が変形性膝関節症の発症に影響を与えることがあります。

関節への負担: 長時間の立ち仕事や肥満、過度な運動などが股関節に負担をかけ、変形性膝関節症を引き起こすことがあります。

関節の炎症: 関節に炎症が起こると、関節軟骨が損傷されやすくなります。

転倒による骨盤の傾き：尻もちをついて転倒・自転車による転倒・スキーやスノーボードによる転倒などにより、骨盤の腸骨（外側の骨）が後ろに傾く力が働き、太ももの骨が内側を向いてしまい、股関節で通常接触している面と違う面がぶつかるようになり、軟骨をすり減らし、骨が変形しやすくなります。10年以上前の転倒が原因になる場合もあります。

変形性股関節症への一般的な対処法

一般的に病院では痛み止めの薬やシップを処方され、いよいよどうにもならないくらい悪化してしまえば人工関節への手術に至ってしまいます。

整骨院では筋肉をほぐすマッサージ・電気・超音波・ストレッチ・運動や筋力トレーニング等を施術されることが多いです。

運動や筋力トレーニングの場合、考え方自体は間違っているわけではないのですが、ただやみくもに身体の状態に合っていないトレーニングをした場合、症状を悪化させる可能性があります。また、その他の上記の方法では一時的に痛みが緩和することはあるかもしれませんが、これらの施術の場合、症状が再発してしまうことがほとんどです。それは、ほとんどの場合、股関節しか見ていないからです。

例えば、先の「変形性股関節症が起こる原因」で述べさせていただきましたように、転倒などにより骨盤が傾く力が働いたことで大腿骨（太ももの骨）が捻じれてしまったことが原因の場合、股関節だけを施術していたのでは改善させるのは難しいでしょう。この場合は骨盤を元の状態に戻してあげて、大腿骨の捻じれを取ってあげる必要があります。

当院では、変形性膝関節症が起きてしまっている原因、日常生活、仕事環境などのお話をしっかりと伺い、状態の悪くなっている部分をはじめ全体の状態をチェックしていきます。
お身体の状態を把握した上で、どこをどのようにアプローチしていくのが良いかをお示しして、股関節・膝周り・足関節・骨盤・上半身等の骨格を調整し、その時のお身体の状態に合った運動等の指導を行ってまいります。

進み過ぎた骨の変形そのものはさすがに戻すのは難しいですが、歩きやすくすることは可能です。

摂津市、またはその近隣で変形性膝関節症にお悩みの方は一度当院へお越しください。